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2025/7/31 任意団体のHPを公開しました。

株式市場データ

​JAGES

Revewing Graphs

研究代表者 挨拶

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KATSUNORI KONDO

JAGES(Japan Gerontological Evaluation Study,日本老年学的評価研究)は、健康長寿社会をめざした予防政策の科学的な基盤づくりを目的とした研究です。2022年調査には全国の23都道府県の76市町村と共同し、要介護認定を受けていない高齢者を対象に調査を行い、約23万人の高齢者に回答していただきました(2023年度実施分を含む)。全国の大学・国立研究所などの60超の機関に所属する研究者が、多面的な分析を進めています。文部科学省、厚生労働省、米国National Institute of Health(国立衛生研究所)を始めとする多数の研究助成を受けて進められています。

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​JAGESの研究目的

世界一の健康長寿を誇る日本の高齢者の実態を多面的に描き出すことにあります。
この研究を進めることで、以下の効果が期待されています。

1

「健康の社会的決定要因」の重要性を示す

健康のリスク因子として、食事・運動・たばこ・飲酒などの生活習慣だけでなく、心理・社会的因子も重要です。所得や教育歴などの「健康の社会的決定要因」を解明する社会疫学研究の重要性を示すことも目的としています。

2

「健康格差」の実態を明らかにする

社会経済的要因や地域間における健康状態の格差(健康格差)が、日本の高齢者においてどの程度見られるのかを明らかにしてきました。健康日本21(第2次)で目標に掲げられた「健康格差の縮小」をめざして、健康格差の「見える化」や縮小のための方策の研究にも取り組んでいます。

3

介護予防戦略見直しの方向性を見出す

介護保険制度の見直しに伴い、介護予防が重視されるようになりました。これに伴い、介護予防で注目されるうつ、口腔ケア、低栄養、転倒歴や生活習慣、閉じこもり、それらの背景にある不眠、趣味、虐待、世帯構成、地域組織への参加や社会的サポート、就労、さらにソーシャル・キャピタルなどにも注目しています。 特に、これらの因子と社会経済的地位(SES)との関連、また地域差に着目した分析を進めています。
要介護状態や死亡のハイリスク(危険性が高い)者をスクリーニング(ふるい分け)する戦略ではなく、環境要因に着目し、ハイリスクでない人達も含めた地域住民全体を対象とした予防戦略の必要性を明らかにしています。
さらには、市町村と協力して地域介入研究にも取り組んでいます。

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